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とらや ⾚坂店にて現在⻁屋⽂庫資料展 包む・彩る・伝える「⻁屋のパッケージ展」を開催しているのはご存知でしょうか?

⾚坂ガーデンシティの近くにあるおなじみの和菓⼦屋ですが、歴代の⻁屋のパッケージを展⽰しています。とらや ⾚坂店の地下1階にギャラリーがありまして、そちらにて⾏われています。

上記写真右側に⽊箱が⾒えます。

明治時代以降、洋紙の⼤量⽣産や印刷技術の発達により、紙箱が広まりますが、⻁屋では⽺羹などの棹物(さおもの)には⽊箱、慶弔⽤の菓⼦を詰め合わせるのには縁⾼折(ふちだかおり)、お得意様が⽇常に召し上がる⽣菓⼦などを納めるのには⽊製のお通い箱を使⽤していました。⽊の箱でお渡しするなんて⾼級感がありますよね。

紙箱の使⽤がはじまったのは、⼤正時代の終わり頃です。

ゴルフボールを模したゴルフ最中は、三菱財閥総帥、岩﨑⼩彌太(いわさきこやた)の夫⼈からの注⽂がきっかけで⼤正15年(1926)に発売。パッケージも、ゴルフボールの箱のように作られました。このパッケージ展では初代の箱から現在のものまで全て展⽰しています。

⻁を描いた⼿提げ袋は、⻁屋の安永5年(1776)の雛井籠(ひなせいろう)をもとに⾦属造形作家の永井鐵太郎(ながいてつたろう)⽒(1936〜2021)がデザイン。昭和45年(1970)より使⽤を開始しました。⻩⾊の⻁から⾦⾊の⻁に変えるなど、調整をしつつ現在に⾄ります。

歴代の⼿提げ袋は左から、昭和45年〜平成元年(1970〜89)、平成元年〜平成19年(1989〜2007)、平成19年〜令和3年(2007〜21)、令和3年〜現在と時代により少しずつ変化をしています。
今回はデザインのもととなった雛井籠も⼿提げ袋とともに展⽰しています。

パッケージ展では、上記以外にも包装紙や新年の⼲⽀パッケージの⼩形⽺羹・最中、ひな祭り限定の菓⼦である『雛折』なども展⽰されています。

お⼟産をお渡しする際の⼩ネタにお話してみては如何でしょうか?

こちらは11⽉24⽇(⽇)まで⾏っておりますので、是⾮お⽴ち寄りください。

⻁屋⽂庫資料展 包む・彩る・伝える「⻁屋のパッケージ展」

2024 年10 ⽉1 ⽇(⽕)〜11⽉24⽇(⽇)10:00〜17:00
※⼊場無料 11⽉6⽇(⽔)休館
https://www.toraya-group.co.jp/corporate/bunko/reference-exhibition/82